劇場版『NANA』と『NANA2』を見た
この間忘年会でカラオケに行ったときに隣の部屋で中島美嘉の「GLAMOROUS SKY」を熱唱している人がいてなんとなく懐かしい気持ちになった。
いつ頃の曲だったのか調べてみるとなんと13年前の曲だそうで時間経つの早やすぎてマジ卍と思った次第である。
僕は家に帰ってからお得意のAmazonPrimeでNANAを検索してみたら見事に無料で見れるようだったので早速視聴した。
最近の若者言葉を使って感想を述べるのであれば、
「ノスタルジックみがすごい。」
この一言に尽きる。
『NANA』は2005年に公開された映画なのだが、当時はシド、the GazettE、ナイトメア、AliceNineあたりを中心としたネオV系バンドが流行っていた。
あれだけTOKIOの城島リーダーが好きだと言っていた僕の姉もその時代の波に飲み込まれてバンギャになり、歩幅が60cmに限定されてしまうナゾのズボンを履いてライブに通い詰めていた。
↑こういうやつ
ちなみに、NANA2ではシン役の本郷奏多くんもこのズボンを履いていたが、あの本郷奏多くんでさえ歩幅が60cmくらいだった。
やがて僕も姉の影響を受けてiPodにV系の曲が入るようになった。
名前と顔と曲名が一致しない曲を聴きながら高校に通っていたのを思い出して「ノスタルジックみ」を感じざるを得なかった。
映画の冒頭では、宮崎あおいが折りたたみ式の携帯電話で着メロをピロピロ流しながらメールをしていたり、中島美嘉が新幹線の中でタバコをふかしたりいるのを見ると、今と昔とは随分変わったもんだなぁと思う。
作品自体は原作と比べると世界観ぶち壊しの酷い出来なのだが、市川由衣の時代を感じるメイクとか松田龍平のナゾのツンツンした髪型のおかげで中島美嘉の素人感満載の演技もあまり気にならない。
映画おススメ記事としては0点に近い出来なのだが、騙されたと思って見てほしい。
きっと正月ボケした身体に染み渡る良い具合の映画だと思うから。