しょうじきしんどい

海老で鯛を釣ろうと思う。いや、海老はもったいないからミミズでいいや。

ハロウィンダンス

『えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ

 

踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…』

 

一度は聞いたことがあるだろうこのフレーズは徳島県阿波踊りで使用される“よしこのリズム”が起源とされている。

 

このフレーズの意味はわかると思うが「どうせみんな阿呆なら、外野で見ている阿呆より内野で踊る阿呆の人生の方が楽しいぜ!」という意味だ。

 

渋谷のハロウィンに参加している人たちと、それを見てネットで叩いている人を見比べていたらこのフレーズが頭に浮かんだ。

 

そんな僕は一体どこで何をしているかというと、1人で神父のコスプレをして自宅のキッチンでせっせと食事の準備を進めていた。

 

 

かぼちゃサラダの作り方

 

 多分、あの奇怪な空間にいる人のほとんどは自分の意思で“踊る阿呆”をしているので、それなりに楽しんでいるのだろうが、実は無理やり踊らされている人も何人かはいるのかもしれない。

 

そんな人たちでも踊る阿呆が楽しいこと・楽しいことであると理解しているだけ“見る阿呆”の僕より100倍マシだ。

 

僕はまだ自分が好きなことが何なのかわからないでいる。

 

そんな思考を巡らせながら、僕は一口大の大きさに切ったかぼちゃをコンソメと一緒に茹でる。

 

そして、お湯をきったかぼちゃに塩コショウ、マヨネーズ、バジルを加えて押し潰す。

 

最後にあらかじめ仕込んでおいたハロウィン仕様の食材を盛り合わせたら、「ハロウィンかぼちゃサラダ」の完成だ。 

 

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ミイラ天ぷらうどんの作り方

 

 

見る阿呆の僕がSNSやニュースの情報を見る限り、今年のハロウィンの盛り上がりは断トツで過去最高だったと思う。良い意味でも悪い意味でも。

 

僕の人生は今まで見る阿呆で、どうせ疲れるからなどと何かしらやらない理由をつけて、世間体や他人の目を気にして踊ろうとしていなかった。

 

でも本当は、みんなが通ってきた道を外れることで傷つくのが嫌だったり負けるのが怖かっただけだ。

 

僕が道を外れようとすると「躊躇」、「萎縮」、「羞恥」といった感情が僕を邪魔してきて、無理やりみんなが通ってきた道に戻そうとしてくる。

 

でも、最近は僕が理想とする将来が見えてきた。

 

僕の理想は見る阿呆が座っている観客席には無くて、踊る阿呆がいる舞台の上にあったのだ。

 

それに気付いてからは、他人の目を気にしない生き方ができるようになって、踊る阿呆への第一歩としてこのブログであえて自分の変な部分を公開することにした。

 

どうせみんな同じ世界を生きていることには変わりなくて、指をくわえてみんなが通ってきた道から、外側を見ているだけでは「理想」なんてものは手に入れることはできない。

 

「理想」を手に入れるためには、能動的に自ら進んで動き、積極的に発信し、市場に参加することしか方法は無い。

 

こんな当たり前をこの歳になって気付いたのだが、残りの人生は自分にウソをつかずに欲求に忠実に、やりたいことをしていれば人生はもっと豊かになるんじゃないかと思っている。

 

まだ僕は舞台袖でこそこそ踊っているような状態だが、いつかは中心に行ってめいっぱい踊ってみたい。

 

そんな未来に希望を寄せながら、僕はイカの天ぷらにチーズ、海苔、シソを巻く。

 

さらにその上からよく水を切った茹でたきしめんをぐるぐると巻きつけて、丸い形にくり抜いたはんぺんと海苔で目を付ければ、「ミイラ天ぷらうどん」の完成だ。

 

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指スープの作り方

 

 

このブログは僕が踊る阿呆になるための踏み台にしか過ぎない。

 

当然、頭の中で思っているだけでは踊る阿呆になることはできないし、本当に変わりたいと思っているなら変わるためにまずは踊るべきだ。

 

しかし、かっこいい踊りをするためには、正しい踊り方を身につける必要がある。

 

だから僕は日々、質の高い情報をインプットする。

 

それのみならず、情報というものは定期的にアウトプットをしないと鮮度が落ちてしまい知識として脳への定着率は下がってしまう。

 

僕のアウトプットは全て客観的事実と思考を織り交ぜて文章に留めておき、それぞれをカテゴライズすることで後から見返したときに当時どんなことについて言及しているのか確認できる。

 

さらに、言及している内容を繋ぎ合わせていくと、やがて共通点のようなものが見えてくると思っていて、そこに自分が踊りたいジャンルが眠っているのではないだろうか。

 

僕らは今、インターネットという便利なツールを持っていて、個人が世界中の人に向けて自分にしかできない踊りを見せることができる。

 

特に最近はYoutuber、Vtuberなどの仕事の誕生など、個人が名を上げる時代は既にやってきている。

 

多くの人間はそのツールを使い方は知っていても、結局ユーザーその1という配役で終わってしまい見る阿呆で人生を損する。

 

舞台の真ん中や画面の真ん中で踊る阿呆になるためには、ユーザー側から供給者側にシフトしないと実現し得ない。

 

仮に僕がYoutuberになったとして、僕の踊りが気に入らない人がいたとしても、僕の配信を見なければいいだけの話で、それでも僕の踊りを見て何人かの役に立ったり、幸せになってくれて、人から感謝されればそれだけでいい。

 

オリーブオイルでニンニクを炒め、細かく切ったにんじん、ジャガイモ、たまねぎを加え、さらに炒める。

 

全体的に火が通ったら、水、コンソメローリエ、トマト缶、塩コショウ、砂糖を入れてしばらく煮込む。

 

最後に指の形に加工した焼きソーセージと、爪の形に加工したパプリカを乾燥パスタでドッキングさせ、スープの中に入れれば、「指スープ」の完成だ。

 

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グリルチキンの作り方

 

 

そういえばまだこのブログでは細かく書いていなかったが、僕が社会人1年目の時に上司からパワハラを受けていた。

 

別に人格否定をされたり、サンドバッグみたいに殴られる分には構わないが、僕が大事にしている家族の悪口を言われた時はさすがに上司の人格を疑った。

 

今の会社でこれから頑張って部下を持ったとして、僕もいつかはああなってしまうのだろうかと思った時、急に自分自身が怖くなった。

 

きっと僕はどこかおかしくなっていたのかもしれない。

 

僕を心配して同期は、「俺もお前も辛いのは一緒だから頑張ろう」と言ってくれたが、僕は言葉通りに頑張ろうと思うことはできず、結果として彼の言葉は余計に僕の心を苦しめた。

 

僕はそのパワハラのせいで心の風邪を引いてしまい、3ヶ月くらい療養していた時期はあったが、今はなんとか普通のサラリーマンができている。

 

その期間に「働く」とはどういうことかなのか少しわかった気がした。

 

僕はその経験のおかげで、病原菌に対する抗体ができたし、ちょっとやそっとじゃ倒れない身体になった。

 

その理由は、働くときは嫌いなことは別にしなくてもいいし、病原体が近くにいたならそれを遠ざければいいだけということがわかったからだ。

 

仮に僕の行動が世間とずれていて、特定の人間が僕に対して中指を立てたとしても、本当の理解者が身の回りに何人かいればそれでいいと思う。

 

鶏もも肉にフォークで穴を空け、塩コショウ、ハーブ、レモンスライスを乗せる。

 

オーブンに入れる前にオリーブオイルとバジルをかけスイッチオン。

 

鶏肉が焼きあがるまでこんなことを考えていた。

 

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パーティの準備

 

 

結局、好きなことを仕事にすることが最強の働き方なんだと思う。

 

嫌いなことを仕事にしても、この仕事つまらないなあと客観的に仕事を見てしまってうので、頭を空っぽにして一心不乱に踊る阿呆にはなれない。

 

でも、最初はその仕事は好きではなくても良いと思う。

 

一定期間続けてみて、やっぱりこの仕事向いていないなと思ったら、さっさと転職してしまえばいい。

 

僕みたいに過去、現在、未来を整理して自分が興味のある事、好きなことを1つ1つ見つけていけばきっと、良い生き方に繋がっていくと思う。

 

 

将来のことなんて自分の頭だけで考えても限界があるので、その道のプロに身を委ねるのが1番効率が良い。

 

世の中でイキイキしている人は皆踊っている。

 

みんなも一緒に踊る阿呆になろう。