しょうじきしんどい

海老で鯛を釣ろうと思う。いや、海老はもったいないからミミズでいいや。

テニスの王子様がテニヌと言われるようになったのはおそらくコイツから

 

最近、Amazonプライムで「テニスの王子様」を見るのにハマっている。

 

僕はスポーツ系アニメや漫画は全般的に好きだ。

 

スポーツ系アニメの醍醐味は、主人公が強敵に立ち向かって行く中で、徐々に実力をつけていって、最終的に一流のプレーヤーに成長していく様を見守っていくプロセスが良い。

 

また、その他の登場人物のキャラ設定も好きで、幼馴染やライバル、なぜか絶対に出てくる解説キャラなど全部ひっくるめて作品の中で絶妙なバランスを保っている。

 

数あるスポーツ系漫画・アニメの中でも「テニスの王子様」は、主人公の越前リョーマが在学している青学(青春学園)の他に、氷帝学園不動峰等様々な学校の個性的なキャラが登場する。

 

この作品の特徴は、物語の本流である越前リョーマの成長だけではなく、その他各キャラの細かいショートストーリーも平行して進んでいく様が非常に面白い点だ。

 

個人的には、越前リョーマの成長よりも、その他の登場人物がわちゃわちゃしている様子を見ている方が笑えるのだが。

 

しかし、テニスの王子様には大きな問題点がある。

 

それは、あり得ない描写が出てきすぎてもはやバトル漫画と化していることだ。

 

主要キャラの異常な特殊能力は、スポーツ系漫画・アニメにありがちな設定なのだが、テニスの王子様はもはやテニスという概念を飛び越えて常軌を逸しているクレイジー集団の集まりといっても過言ではない。

 

僕がアニメ60話くらいまでしか見てきて、テニスの王子様はここからおかしくなったという点を発見したので、今回は現実世界との比較しながら判決を下していく。

  

Case 1 海堂 薫 / ブーメランスネイク

 

 

ブーメランスネイクとは、地区大会の神尾との試合で足を滑らしたことによって偶然成功させた技。

 

海堂の得意技であるスネイク(バギーホイップショット)の応用で、地面すれすれのボールを思い切り振りぬき、ポールの外側を通して相手コート内にボールを入れるいわゆる「ポール回し」だ。

  

検証

 全仏オープン男子シングルス2回戦。

錦織圭VSトマス・ベルッシの試合で錦織選手が繰り出したショットがブーメランスネイクだと話題になった。

 

ちなみに、試合は錦織が世界40位のベルッシにストレート勝ち。 

判決 

無罪

 

 

Case2 不二周助 / 白鯨

 

 

不二の得意技である「トリプルカウンター」のうちの1つである「白鯨」。

 

超スライス回転によってホップした打球が急激に落下、ベースライン際にバウンドし、強烈なバックスピンと逆風により自陣コートまで戻ってくる。

 

当然ながら逆風が吹いているのが発動条件となる。

 

 

 

検証

 ブリスベン国際2014男子ダブルスの試合でフェデラーが繰り出したミラクルショット。

 

相手コートに打った超スライスの打球には強烈なバックスピンがかかっており、ボールが自身のコートに帰ってきた。 

 

また、男子ウィンブルドン、ビクトル・トロイツキとダスティン・ブラウンとの試合では綺麗な白鯨が決まった。 

 

判決

 無罪

 

 

Case3 不動峰中 / 試合続行

 

 

都大会準決勝。不動峰の神尾、深司、石田、桜井は開始時刻ギリギリの5分前に試合会場に到着。

 

河村・不二ペアに勝った石田・桜井ペアが試合を行うものの、なんとストレート負け。

 

シングルス3の深司も実力を出し切れていない模様。

 

原因は、遅れてきた4人がタクシーに乗って試合会場に向かう途中、飛び出してきた猫を避けようとしたタクシーが横転。

 

ケガをしていたにも関わらず試合に出場した。

  

検証 

凡例無し

 

判決

 

 

有罪

 

車が横転して廃車になっているにも関わらず、テニスの試合なんて明らかにおかしい。

 

 

まとめ

 

 

まさかの終わり方だったのでだいぶ残念であるが、これが真実なので非仕方がない。

 

当初は河村対樺地の波動球合戦だと思っていたのだが、思わぬところに伏兵がいた。