しょうじきしんどい

海老で鯛を釣ろうと思う。いや、海老はもったいないからミミズでいいや。

【クソ小説】恋愛工学を通じて学んだ心理学・行動経済学の使用例

 

 

恋愛工学を通じて、心理学や行動経済学を学んでいくうちに人との会話で、

この人の今の発言はあのテクニックだなと’タネ’がわかるようになった。

 

指摘こそしないが、会話しながら頭の中ではそんなことを考えている非常に嫌なヤツに成長してしまったのである。

 

しかし、意外とこういったテクニックを意識して話をしている人は世に少なく、僕はテクニックや話術を少し鍛えるだけで他の男性との差別化が図れるのではないだろうかと思った。

 

今回は低クオリティのショートストーリーでシーン別に様々な心理学を紹介していくことにする。

 

男性にも女性にも役に立つ知識ばかりなので恋愛の教科書として是非とも役に立ててほしい。

 

特に女性側はこれらの知識を知ることで、世の悪い男性に騙されないようになってほしい。

 

【プロローグ】

男と女は大学の同級生。

 

先月、共通の知り合いの結婚式で3年ぶりに再開し意気投合した。

 

その際に後日居酒屋デートをする約束を取り付け今日を迎えることになった…

 

【シーン1】

 

(LINE)

男「ごめん!今日のデート10分遅刻しちゃうから先に居酒屋で待ってて!」

 

女「もう~仕方ないな~。少しでも男くんと長く一緒にいたいから、遅れるときは連絡をしてくれると嬉しいな♪」

 

ピグマリオン効果

人間は「期待された通りの結果を出す傾向がある」という心理的行動の1つ。

 

⇒しっかりと時間を守ってほしいという期待を伝えれば、男は時間を守るという努力を無意識にしてくれるようになる一種の教育。

 

【シーン2】

 

男「お待たせ!」

 

女「3ヶ月ぶりだね!この間はあまり話せなかったけど男くんのことあんまり知らないや。。男くんは今どんなお仕事をしているの?」

 

男「僕は今会社を経営しているんだ。午前中は取引先の社長と打合せをしてきたところだよ」

 

女「だからそんなにカッコいいスーツを着ているんだね。すごーい。」

 

ハロー効果

外見や職業などの属性(目立つ特徴)が与える印象によって、実際の能力や性格に関係なくそういった部分まで高く評価されたり、逆に低く評価されたりといった認知バイアスのこと。

 

⇒社会的に高いステータスである「経営者」という身分や「良いスーツ」を着ているだけで、たいして内面を知らないのに一定数まで信頼や好感度が上昇している。

 

【シーン3】

 

女「久しぶりに男くんと会ったはいいけど、社長さんだと思うと、緊張しちゃって上手くお話ができないな、、(汗)」

 

男「緊張してるの?!今女ちゃんが飲んでいるカシスオレンジには緊張を和らげる成分が入ってるみたいだよ!」

 

女「そうなの?もう少し飲んでみようかな!(ごくごく)」

 

男「どう?」

 

女「本当だ!ちょっと緊張が和らいだかも!ありがとう男くん!」

 

プラシーボ効果

 

薬物成分の含まれていない偽薬をあたかも本物の薬として投与し。病状の回復が見られた場合、これをプラシーボ効果という。

 

⇒「病は気から」という言葉があるように、気持ち次第で実際の効果に変化が現れる。

完璧に見える人間の脳は、実は頻繁にエラーを起こしていることがわかる典型例。

上手く使えば恋愛にも応用ができる。

 

【シーン4】

 

取引先「あれっ、男くんじゃないか!こんなところで会うなんて奇遇だね!」

 

男「これは取引先さん!いつもお世話になっています!」

 

取引先「隣にいるのは彼女さんかい?男くんはとても優秀なビジネスマンだよ。今では男くんがいないと商売が成り立たないからね!今後もよろしく頼むよ。またね。」

 

男「今後ともよろしくお願い致します。失礼します!」

 

男「やれやれ。焦ったよ。」

 

女「へえ~!取引先さんからあんなに頼りにされているなんて男くんってすごいんだね~!」

 

ウインザー効果

直接本人から物事を伝えられるよりも、第3者から間接的に伝えられた方が、信憑性が高まること。

第3者を介して話が伝わって来た情報という事は、広く伝わっていて影響力の大きい情報だという判断になる。

 

⇒第3者から、彼は優秀だと伝えれてもらえばかなり高い確率で評価は上がる事になる。

ちなみに、この場合だと第3者として男性が伝えるよりも女性が伝えた方が影響力は大きくなる。

理由は女性の間で広まっている情報は自分にも当てはまることが多いからだ。

 

【シーン5】

 

女「男くんは今彼女いるの?」

 

男「俺全く女性に興味ないんだよね。人を好きになったことがないかも。」

 

女「そうなんだ。何か困ってたら何でも相談して!」

 

男「ありだとう。早速なんだけど、話しやすい女ちゃんにしか相談できないことがあるんだけどさ。。。」

 

女「何かあったの?」

 

男「実はこの間さ。。」

 

女「うんうん。」

 

男「いや、なんでもない。忘れてくれ。」

 

カリギュラ効果

人は禁止された行動ほど、なぜかその逆の行動を無性に取ってしまいたくなるといった心の働き。

 

⇒このやり取りは女性に興味ない宣言をした後の、次の行動がミソ。

意中の女性に相談事をしてみたり、“話しやすい”と褒めている点で「この人、好きな人できないとか言ってたけど、私に気を許してくれてるのかな?」と女性は特別視されている気になってしまう。

 

ツァイガルニク効果

人は未完了の出来事の続きが無性に気になってしょうがなくなるといった性質を持っている。

つまり、人は完全なものよりも不完全なものに対して興味を持つ傾向があるということ。

 

⇒完成・完結してしまったものに対しては、興味が失われる傾向にあるため、あえて全てをさらけださないことで、女の興味を引いている。

乱用しすぎると信頼関係そのものを疑われてしまうため、使い過ぎには注意し「ここ一番」でのみ使うことを心がける。

 

 

【シーン6】

 

男「だいぶ遅くなっちゃったね~。今日このあとどうしよっか?」

 

女「こちらこそ奢ってもらっちゃってごめんね。でも、明日仕事だから早めに帰らないと」

 

男「もう少しだけ付き合ってよ~!この後朝までカラオケかウチでゆっくりお酒を飲むのだったらどっちがいい?」

 

女「え~!どっちも困るけど、どっちかといったらお家でゆっくりお酒飲む方がいいかな~

 

男「じゃあウチに行こう!」

 

ドア・イン・ザ・フェイス

 

最初に無茶な要求を突きつけて、相手を困らせ断らせる。

無理な要求をお願いした後に、次に小さな要求をすると比較的要求を飲んでもらいやすい

 

⇒絶対に断らせないとまではいかないが、比較的断りにくくする誘い方。

明日仕事があるのに朝までカラオケという選択肢は高確率断られる。

その後、「ウチでゆっくりお酒を飲む」という水準を下げた本当のお願いをすると、罪悪感と低い水準が重なることで、「まぁ、それならいいか」となる。

 

返報性

人は何かを与えられた時、その人に対して「何かお礼を返さなければ・・・」と思う性質があり、これを返報性の法則と呼ぶ。

 

⇒奢ってもらったという金銭的に恩恵を受けている分、深層心理では何か男側の期待に応えなくてはならないというマインドセットがある。

 

【シーン7】

 

女「ちょっと酔ってきちゃったみたい。。」

 

男「もうちょっとこっちおいでよ(さわさわ)」

 

女「もう!どこ触ってるの!」

 

男「ダメかな?」

 

女「今日はここまで!続きはまた今度ね!」

 

男「ちぇー。。。」

 

間欠強化の法則

 

成功報酬がもらえる頻度が少ないほど、もらえたときの快感が大きくなり、その余韻を味わうために、何度も継続して努力したり執着してしまうという心理。

一つの行動にいつもご褒美があると、それを失ったときにすぐあきらめやすいのに対して、ランダムにご褒美がある場合では、あきらめずに行動を繰り返す習性が人や動物にはある。

 

⇒今回はさわさわは許したが、それ以上のことをあえて禁止したことで「おあずけ状態」にした。

それにより男側は期待を持って次回以降も尻尾を振ってくるようになる。

 

【シーン8】

 

男「あ、そうだ!忘れてた!」

 

女「どうしたの?」

 

男「まさか女は泥棒じゃないよね?」

 

女「泥棒なわけないじゃん!笑」

 

男「そうか。そしたら久しぶりの再会の印にこれを貸してあげるね!なくすなよ!」

 

(安物の指輪を渡す)

 

女「えっ?いいの?」

 

男「安物だから気にしないで。また次にあった時に返してね。」

 

アンカリング

 

五感からの情報をきっかけに、特定の感情や反応が引き出されるプロセスを作り出すこと。

特定の信号を受け取る「心地よい」と錨(アンカー)を打つことによって、その特定信号を繰りかえすだけで、強く好印象を残すことができる。

 

⇒女は指輪を見る度に、アンカリングされた楽しかった男との時間を思い出し、自身の中で反芻させることで自然と好印象になる。

 

【シーン9】

 

女「駅まで送ってくれてありがとう。」

 

男「うん。気をつけて帰ってね。」

 

女「男くんといられてとっても楽しかった。また会おうね。約束だよ!(最高の笑顔)」

 

ピークエンドの法則

 

物事の終わりにピークを持ってくると、その物事の印象が強く残ること。

 

⇒別れ際には急いで立ち去るのではなく、しっかりとお別れすることで自分自身を印象づけるポイントになっている。

そして楽しかった記憶を語った後には、少し寂しげな表情を見せるとなお良しで、楽しかった気持ちと、離れるのが寂しいという気持ちの両方をアピールすることができる。

 

ストーリーは以上だ。

 

今回紹介したテクニックはほんの一部だが、恋愛以外にもビジネスの現場、就職活動など応用すれば様々なシーンで役に立つし、対策も立てやすくなるだろう。

 

対人コミュニケーションにおいて、言い方1つで自分を大きく魅せることは人を騙すものとは似て非なるものだ。

 

勘違いしてほしくないのだが、この記事は決してナンパテクニックの例を紹介しただけで、ナンパ行為自体を助長するものでない。

あくまで自分を良く魅せるための記事だ。

 

ちなみに、この記事全体でも基本的には人を騙すようなテクニックばかり羅列しているが、最後にちゃんとした恋愛テクニックや汚くないエピソードを載せることでこっそりピークエンドの法則が適用されている。

 

最後に、ここまで読んだ読者の皆さんだけに伝えなければいけないテクニックがある。

 

これは先日記事にもしたが、海外のPUA(Pick Up Artist)がよく使う手法だ。

 

効果絶大な分、使用する際は十分に注意して欲しい。悪用も厳禁だ。

 

また、このテクニックを知っていることは誰にも言ってはいけない。僕とあなただけの秘密だ。

 

それではお教えしよう。

僕があなたに今回教えるのh(文字数制限)(ツァイガルニク効果