しょうじきしんどい

海老で鯛を釣ろうと思う。いや、海老はもったいないからミミズでいいや。

ビジネスアカウントになりつつある

今年の目標

僕たちは年の変わり目に今年の目標を立てる。

 

なぜ人は年が明けるタイミングで目標を立てるのだろうか。

 

多分その理由は、僕たち人間は本当の死を迎えるまで成長をし続ける生き物だからなのだろう。

 

パナソニック創業者の松下幸之助はこのような言葉を残している。

 

 

人には燃えることが重要だ。

 

燃えるためには薪が必要である。

 

薪は悩みである。

 

悩みが人を成長させる。

 

- 松下幸之助 -

 

 

この言葉から察するに、成長したいと願う気持ちの正体は僕たちの悩みが起因していて、それをどうにかしたいと考えているから目標を立てるのだ。

 

たしかに年の変わり目は仕事も休みだし、疎遠になっていた友人と久しぶりに顔をあわせることができるので自身の立ち位置を確認できる絶好の機会だ。

 

だから人は年の変わり目に目標を立てて、次の年に一種の彩りを加えることによって希望を持つ。

 

こういった文章を書くと意識高い系だと思われるかもしれないが、人は大小様々な目標や成長を掲げて生きている。

 

僕も今まで幾度となく目標を掲げてきたが成功したのは片手で数えられる程度のものだ。

 

実際、年の頭に立てた目標なんて大抵4月くらいになるとすっかりだらけてしまって、最終的には何の目標を立てたのかすらも忘れてしまう。

 

そんな過ちを繰り返し続けて25年経ったわけだが、懲りもせず僕はまた目標を立てた。

 

それは、「1週間に1冊本を読む」ということだ。

 

目標とは、できるかできないかギリギリのラインで目標を立てるのが望ましいと思う。

 

僕は1日のうち2時間くらいを目標のための時間として費やすくらいがベストだ。

 

僕にとってはこのくらいがギリギリだ。

 

果たしていつまで続くのやら・・・と自分で自分のことを疑っている状況だが、先日Kindle Unlimitedを契約した。

 

毎月980円の出費に耐え切れなくなった時こそ僕の目標が崩れ落ちる瞬間なのだ。

 

ということで早速、本を読んだのでその書評を書く。

(ブログの前振りを短くするのも今年の目標に追加しようと思った。)

 

 

自由な人生を手に入れる教科書

 

今回読んだのは、濱田大輔氏の「自由な人生を手に入れる教科書」という本だ。

 

濱田大輔氏が一体何者なのか、一言で言うと「ネットビジネスでめちゃめちゃ稼いだ人」とだけ捉えておけばいいと思う。

 

この本は2章で構成されているが、僕が気に入ったのは主に1章の内容だ。

 

これからその1章の内容について語っていく。

 

著者は冒頭で『自身の思いのままの人生を送るためには、①健康 ②お金 ③思考 の3つの課題を解決しなければならない。』と言っている。

 

本書は②のお金についての解決策を提示しており、この課題を解決するために、

 

どうやって給料を上げるか?

支出を減らすための節約術は?

 

などなど目先の状況に対して着目すると思うだろう。

 

しかし、その考え方は根本から間違っている。

 

本当に目を向けるべきなのは、会社に雇われている自身の立場なのだ。

 

労働者としての僕らは自身の時間を切り売りし、その対価として会社から賃金を得る。

 

しかし、その賃金が高かろうが安かろうが、自身の労働力をお金に交換している限り自給で雇われていて、マクロ的に見るとアルバイトや非正規労働者と差異は無く、思いのままの人生は実現できない。

 

これはTwitterのTL上で議論が絶えない「社畜」や「バイト脳」の内容と近しい。

 

仮に生涯賃金をその会社からの賃金で稼ぐことができたとしても、その時には既にタイムリミットで、病院のベッドの上でたくさんのチューブに繋がれている年齢になっているのが関の山だ。

 

だから超高速で経済的自由を確保し、ゆとりをもった生活を送ることがシンプルかつ効率的な生き方なのだ。

 

また自身の思いのままの人生を送るために必要なのは、自給換算以外の不労所得を得ることが必要である。

 

その不労所得が僕らの生活に必要なコストを上回ったときに初めて生活のための労働から解放され、思いのままの人生に一歩近づくことができるのだ。

 

具体的に不労所得を得る方法は主に2種類ある。

 

①お金に働かせること

・株、FX、不動産等

特徴:時間がかかる上に大きな元手が必要(少なくとも1000万円必要)

 

②お金を稼ぐ仕組みを作ること

アフィリエイト、メルマガ等

特徴:ビジネスを始める敷居が圧倒的に低い(商品開発、資金調達など)

 

本書は②お金を稼ぐ仕組みを作ることの構築を推奨しており、インターネットの「てこの原理」を利用することで利益率が40~50%を上回る商品が作れる。

 

例えば、1万円の利益が出る商品が1日に3個売れる仕組みを作ればある程度の自由は確保できる。

 

さらに言うと、統計では日本のインターネット人口は約1億人と言われており、1日でその中のほんの3人にヒットすればよいのだ。

 

しかし、これだけでは本当の自由は確保することはできない。

 

①この仕組みだけでは精神的に自由になることはできないこと。

 

②収入が0円になるリスクを孕んでいること。

 

この2つの問題点を解決しないと自由を手に入れることはできない。

 

また、現代のインターネットはGoogleが主権を握っているため、Googke側に頼り切ったビジネスはリスクが高い。

 

筆者はこのような状態を「外部依存性の高いビジネス」と表しており、他に依存度が低い収益基盤を作ることを推奨している。

 

依存度が低い収益基盤とは、メルマガ配信や本質的な稼ぐスキルのこと。

 

そのため、インターネットのような栄枯盛衰のスパンが非常に短い世界においては、複数の投資先に分散させて投資をする投資家のような振る舞いが求められる。

 

所感 

 

 

僕が得た学びは、「頑張らないために頑張るという生き方そのものは紛れもない成功である」ということだ。

 

僕には大金持ちになりたいとか、インフルエンサーやyoutuberrみたいに有名人になりたいとか、そんな大きな欲はない。

 

先日のエントリーに記載した通り、僕はただノンストレスでゆるふわな人生を送りたいと思っているだけなのだから。

 

でも現実問題として生きていくにはまとまったお金が必要なのでその課題を解決するために本書を読んだ。

 

本書では起業することを大きく推奨していたが、同時にゆるい会社で定時にあがることも推奨していた。

 

だから今現在ゆるふわ部署にいる僕が業務時間外で稼ぐ仕組みづくりをするのは非常に合理的な生き方であることがわかっただけで収穫だと感じた。

 

 「会社以外の収益源を作る」

 

これも今年の目標に入れようと思った。